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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第2章  初等中等教育の一層の充実のために
第4節  生き方指導としての進路指導
2  高等学校における進路指導の改善


 高等学校における進路指導については,中学校における改善の上に立って,生徒が自らの意志と責任で進路を選択決定する能力・態度を育成することができるよう指導していくことに重点を置くことが必要です。そのためには,自己の将来の進路を主体的に選択することを目指し,働くことや社会に奉仕することの喜びや,それによって得られる達成感を体得させることに留意し,教育を実施する必要があります。

 また,高校生の就職については,平成14年3月に卒業した者の就職率(就職希望者に対する就職者の割合)が86.3%(平成14年3月末)であり,調査開始以来最低の数値を記録するとともに,卒業までに就職に至らなかった者は約3万5,000人にのぼるなど,依然として厳しい状況となっています。

 このような状況にかんがみ,文部科学省では平成14年度から,高等学校に,進路指導主事等と連携して就職希望生徒に対する就職相談,求人企業の開拓などを行う「高等学校就職支援教員」(ジョブ・サポート・ティーチャー)を新たに配置したところです。

 また,平成14年3月には厚生労働省と共同で,1人1社制や指定校制などの就職慣行の見直し等を提言した「高卒者の職業生活の移行に関する調査研究最終報告」を公表しました。現在,各都道府県においても,この報告を踏まえた高校生の就職慣行の見直しが行われているところです。

 さらに,平成14年10月からは,児童生徒の発達段階に応じたキャリア教育の在り方や推進方策について,総合的な調査研究を行うための協力者会議を設け,検討を開始したところです。


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