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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第1章  生涯学習社会の実現へ
第2節  すべての教育の出発点である家庭教育の充実


 家庭教育はすべての教育の出発点であり,基本的な生活習慣や倫理観,自制心,自立心など「生きる力」の基礎的な資質や能力を育成する上で重要な役割を果たすものです。しかし,近年の都市化,核家族化,少子化,地縁的なつながりの希薄化など,家庭や家庭を取り巻く社会状況の変化の中で,家庭の教育力の低下が指摘されています。

 このため,文部科学省では,平成13年に社会教育法を改正し,家庭教育の向上のための社会教育行政における体制の整備等を図りました(参照: 序章第2節   第151回国会で成立した教育改革に関連する法律の概要及び施行状況 )。

 また,現在,文部科学省では,厚生労働省と連携しながら,家庭教育に関する学習機会や情報の提供,相談体制の整備,地域で子育てを支援する体制の整備などの家庭教育に対する支援に取り組んでいます。

 さらに,平成14年3月には,国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて,広く一般の親や行政関係者等を対象に「見つけよう!自分らしい子育て」をテーマとする「家庭教育フェスタ2002」を開催しました。このフェスタの中では,家庭の教育力について考えるパネルディスカッション(公開討論会)とともに,全国各地の子育てネットワークの事例紹介と協議が行われました。

 また,同年7月には,家庭教育に関する各方面の関係者による「今後の家庭教育支援の充実についての懇談会」において,「『社会の宝』として子どもを育てよう!」と題する報告が取りまとめられました。


コラム{11}

-今後の家庭教育支援の充実についての懇談会報告-「『社会の宝』として子どもを育てよう!」について

 近年,育児不安の増大,児童虐待の急増などが問題となっています。この背景として,子どもへの接し方や教育の仕方が分からない親の増加,しつけや子育てに自信がない親の増加,過保護や過干渉,無責任な放任など,家庭の教育力の低下があるのではないかと指摘されています。

 こうした状況を踏まえ,平成13年9月に発足した「今後の家庭教育支援の充実についての懇談会」(座長・大日向雅美・恵泉女学園大学教授)の報告が本年7月19日に取りまとめられ,公表されました。

 報告では,子育ては未来の日本を支える人材を育てることであり,子どもを「社会の宝」として,子育てを社会全体で応援し,支えていくことが重要であることを前面に打ち出しています。そして,各家庭,父親,企業等の職場の関係者,地域・学校の関係者,行政関係者のそれぞれに対して,今後の家庭教育支援の充実のための方策等を分かりやすい言葉で提言しています。

 また,随所に報告内容に関連した話題を「コラム」で紹介するとともに,巻末では教育関係分野における子育て支援の取組事例を紹介しています。さらに,グラフや図,イラストで分かりやすく解説した「報告のポイント」も併せて作成しています。

 この報告については,都道府県・市町村教育委員会,PTA等の社会教育関係団体,学校教育関係団体,経済団体,社会福祉関係団体,子育てに関係する団体等の関係各方面に広く配布するとともに,文部科学省のホームページ上にも掲載しています。




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