ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第1部   新しい時代の学校〜進む初等中等教育改革〜
第4章  信頼される学校づくりに向けて
第1節  魅力ある優れた教員の確保
2  教員の実績評価と処遇等への反映


 今後の学校現場では,やる気のある教員が,積極的に自らの学習指導や生徒指導の改善に努めるとともに,学校運営に参画することが求められており,教員のやる気と能力を引き出すことこそが,保護者等の信頼にこたえた学校運営を行うため特に重要な課題となっています。このような取組を促進するためには,努力を積み重ね,大きな成果を上げている教員の労に報いていくことが必要です。

 しかしながら,多くの地域では,これまで実施されてきた教員評価の結果が,必ずしも適切かつ十分に処遇等に反映されてこなかったという現状があります。

 このため,文部科学省では,新しい教員の人事管理の在り方に関する調査研究において,優秀な教員に対する表彰制度とそれに連動した特別昇給等を実施するための調査研究を全国で進めています。

 日々努力し,成果を上げている教員が適切に評価されることによって,教員が自信を持って,分かる授業や子供たちにとって楽しい学校づくりに更に努力を傾けることができるよう期待できるものです。

 また,一部の教育委員会においては,既に新しい教員評価システムの導入に向けた取組みが進められています。例えば,東京都教育委員会では,平成12年度から「能力開発型人事考課制度」を導入し,香川県教育委員会が平成13年度から新たな評価制度を実施しています。大阪府教育委員会も平成14年度から新たな評価・育成システムを試行しています。埼玉県,神奈川県,広島県の各教育委員会においても,新たな評価制度の導入に向けた報告書を発表するなどの取組みも進んでいます。

コラム{6}

-東京都教育委員会の「能力開発型人事考課制度」-

 東京都教育委員会では,平成12年度より,教育職員の能力開発型人事考課制度を実施しています。

教育職員の能力開発型人事考課制度

 教育職員の能力を開発していくことを目的とした制度

○人事考課制度は,自己申告と業績評価の二つの柱からなります。自己申告を取り入れることにより,評価が双方向的な仕組みの中で行われます。 ○自己申告と業績評価の結果に基づき,校長・教頭が適切な指導や助言を行い,また,研修や自己啓発,適切な処遇等を行うことを通じて,職員の資質能力やモラールの向上,適材適所の人事配置や学校組織の活性化を図っていきます。

【人事考課実施のプロセス】
{1}一人一人の教育職員は,学校の課題,校長が示す学校運営方針を踏まえた上で,自己の目標を設定 {2}自己の持つ能力を最大限に生かして,目標の達成に取り組む。 {3}校長・教頭は,授業等を観察するほか,目標への取組とその実績についての自己評価,面接に基づき,教育職員に対して公正な業績評価を行い,次年度に向けての指導や助言を行う。

前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ