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第1部   新しい時代の学校〜進む初等中等教育改革〜
第3章  豊かな心の育成に向けて
第2節  今の子どもたちの状況
2  深刻化する暴力行為,いじめ,不登校等の現状


 学校における暴力行為,いじめ,不登校等の現状については,引き続き憂慮すべき状況にあります。これらの問題行動等の原因や背景は,個々の事例により様々なものがありますが,{1}家庭における幼児期からのしつけの問題,{2}児童生徒の多様な能力・適性などに十分に対応できていない学校の在り方,{3}生活体験の不足,物質的な豊かさの中での他人への思いやりや人間相互の連帯感の希薄化など,社会状況や青少年をとりまく環境の悪化等の要因が複雑に絡み合って発生していると考えられます。

 また,子どもたちが被害者となる犯罪や児童虐待の発生も顕著となっています。

{1}暴力行為

 平成13年度において全国の公立小・中・高等学校の児童生徒が起こした暴力行為(対教師暴力・生徒間暴力・対人暴力・器物損壊)の発生状況は,学校内で発生したものを見ると,5,962校において3万3,130件となっています。なお,平成13年度は,平成9年度以来,初めて暴力行為の件数が減少しました( 図1-3-3 参照)。

図1-3-3 学校内における暴力行為発生件数の推移

{2}いじめ

 平成13年度において全国の公立小・中・高・特殊教育諸学校におけるいじめの発生件数は,8,085校において2万5,037件であり,6年連続で減少傾向にあります( 図1-3-4 参照)。

図1-3-4 いじめの発生件数の推移

{3}不登校

 平成13年度に,「不登校」を理由に年間30日以上学校を欠席した児童生徒数は,全国の国公私立小・中学生合わせて13万8,722人(全児童生徒数の約1.2%)であり,調査開始以来最多となっています( 図1-3-5 参照)。

図1-3-5 不登校児童生徒数の推移

{4}高校中途退学

 公・私立高等学校における中途退学者数(中退者数)は合計10万4,894人であり,在籍者数全体に占める割合(中退率)は2.6%となっています( 図1-3-6 参照)。

図1-3-6 高等学校中途退学者数の推移

{5}少年非行

 警察庁の調べによると,平成13年の刑法犯少年は13万8,654人であり,前年に比べ6,318人(4.8%)増加しています( 図1-3-7 参照)。

図1-3-7 刑法犯少年の検挙人員及び人口比の推移

{6}子どもが被害者となる犯罪等の発生

 警察庁の調べによると,平成13年に子ども(未成年者)が被害を受けた刑法犯罪の認知件数は41万507件であり,前年に比べ5万7,754件(16.4%)増加しています。また,厚生労働省の調べによると,平成13年度の児童相談所における児童虐待相談処理件数は2万3,274件であり,前年度に比べ5,549件(31.3%)増加しています( 図1-3-8 参照)。

図1-3-8 児童相談所における児童虐待相談処理件数の推移(厚生労働省調べ)


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