ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第1部   新しい時代の学校〜進む初等中等教育改革〜
第3章  豊かな心の育成に向けて
第1節  豊かな心の育成について
2  「豊かな心」をはぐくむ


 このような子どもたちの状況を踏まえ,次代を担っていく子どもたちの豊かな心の育成を進めるには,子どもたちに身に付けて欲しい豊かな人間性について社会全体で考えていく必要があります。

 平成8年の中央教育審議会の第一次答申(「21世紀を展望した我が国の教育のあり方について」)においては今後における学校教育の在り方として,「これからの子どもたちに必要となるのは,いかに社会が変化しようと,自分で課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力であり,また,自らを律しつつ,他人とともに協調し,他人を思いやる心や感動する心など,豊かな人間性であると考えた。たくましく生きるための健康や体力が不可欠であることは言うまでもない。」として,これを「生きる力」と称しました。

 この「生きる力」の核となる豊かな人間性について,平成10年の中央教育審議会の答申(「新しい時代を拓く心を育てるために」)は,{1}美しいものや自然に感動する心などの柔らかな感性,{2}正義感や公正さを重んじる心,{3}生命を大切にし,人権を尊重する心などの基本的な倫理観,{4}他人を思いやる心や社会貢献の精神,{5}自立心,自己抑制力,責任感,{6}他者との共生や異質なものへの寛容などの感性や心であるとしています。そして,同答申では,このような感性や心が子どもたちに確かにはぐくまれるようにするため,社会全体,家庭,地域社会,学校で様々な工夫と努力をしていくことを呼びかけています。このような感性や心をはぐくむことを,本章では豊かな心の育成を目指す教育ととらえています。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ