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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第10章  国際化・情報化への対応
第2節  IT革命への対応
2  豊かな生涯学習社会の構築に向けて



(1) 生涯学習社会における情報化の基本的方向

 人々が生涯のいつでも,どこでも,だれでも自由に学習機会を選択して学ぶことができるような生涯学習社会の構築のため,ITを積極的に活用することが重要です。

 生涯学習社会における情報化の基本的方向については,第5期生涯学習審議会が平成12年11月にまとめた答申(「新しい情報通信技術を活用した生涯学習の推進方策について」)に示されています。

 そこでは,情報リテラシーを身に付けるための学習機会が不足しがちな社会人,高齢者などに対し,そのような学習機会を拡充することが必要であること,情報リテラシーを身に付ける際には,単に情報機器の操作のみならず,主体的に情報を収集・選択し,活用する能力を身に付けることが必要であること,また,高等教育機関は衛星通信やインターネットを活用して各大学などの公開講座を全国の人々に提供していくなどの取組が必要であること,などが示されています。

 そして,生涯学習における情報環境を整備し,ITを積極的に活用していくことにより,地理的・時間的制約を超えた多様で豊富な学習機会が提供できるようになるだけでなく,生涯学習に対する人々の意欲や興味・関心を高め,生涯学習の新たな可能性の展望が開けることとなるとされています。

 文部科学省においては,生涯学習社会におけるIT革命を推進するため,次のような施策を講じています。


(2) IT普及国民運動の全国展開

 平成12年度補正予算により,IT普及国民運動の一環として,高齢者を含め全ての国民がコンピュータやインターネットを使いこなすために必要な基礎技能を習得するため,公民館などの社会教育施設(約7,000箇所)においてパソコンなどを整備したほか,総務省と連携してIT講習を実施しています。

公民館におけるIT講習の受講風景


(3) 「エル・ネット」による多様な教育情報の提供

 文部科学省の「エル・ネット」(「教育情報衛星通信ネットワーク」)を活用し,教育,科学技術・学術,スポーツ,文化に関する情報を全国の社会教育施設,学校など約1,800箇所(平成13年11月末現在)の受信局に直接発信しています。

 主な放送番組としては,一般の方々を対象とした学習番組として,国公私立大学の特色ある公開講座を全国に提供するエル・ネット「オープンカレッジ」,双方向の送信を活用して,国内外のヒーロー・ヒロインや一流の科学者と直接話をしたりする「子ども放送局」,家庭教育に関する講座を放送する「家庭教育セミナー」などの番組のほか,教育関係者を対象とした研修番組や行政関係者を対象とした情報発信を行っています。

 特に,文部科学省からの直接の情報発信として,担当者が施策説明を行う「文部科学省ニュース」を放送するほか,平成13年2月と4月には,今後の教育改革の取組の全体像を提示した「21世紀教育新生プラン」について,文部科学大臣から,教育長,校長など教育関係者に向けて直接解説する番組を発信しました。また,同年6月に起きた大阪教育大学教育学部附属池田小学校に係る事件への対応や今後講ずべき措置などについて,教育委員会や保護者に対する大臣緊急アピールを行いました。

【エル・ネットアドレス:https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/elnet/index.htm】

■図2-10-6■「エル・ネット」の概要


(4) 「まなびねっと」の整備

 文部科学省ではこれまで,学校教育,社会教育,科学技術・学術,体育・スポーツ,文化に関する国の情報を中心に,系統的に情報検索ができる「ポータルサイト」としての機能を持つホームページ「まなびねっと」の整備を進めています。

 また,このホームページ上では,企業などが制作している優良な教育用ソフト・コンテンツを多数紹介しています。教員などの利用者がソフト・コンテンツを実際に利用しての評価や効果的な活用方法などを自由に書き込めるコーナーも提供しています。

【まなびねっとアドレス:http://www.manabinet.jp】


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