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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第7章  研究開発システム改革の推進
第9節  国民の科学技術に対する理解の増進及び信頼の獲得
2  国民の科学技術に対する信頼の獲得


 科学技術の進展により人類は科学技術の恩恵を大きく受ける一方で,航空機や原子力施設などにおける事故,自然環境や生活環境の悪化,クローン人間のように生命の根元にかかわる倫理的問題などに直面することとなり,科学技術に対する不安感,不信感を芽生えさせる結果となってきています。今後,ますます発展する科学技術が円滑に社会に受け入れられていくためには,いかに科学技術と社会との交流を深めていくかがが大きな課題となってきています。このため,科学技術会議政策委員会の下に「21世紀の社会と科学技術を考える懇談会」を設置し,幅広い分野の有識者による検討を行い,平成12年11月に報告書を取りまとめました。その中では,科学技術の関係者が社会的責任意識と倫理観を持ち,社会の信頼を維持するとともに,国民に対して十分な情報提供を行うこと,国民は単なる情報の受け手にとどまらず,科学技術への期待,不安などを積極的に表明することなどにより双方向の交流を図っていくことが重要であるとしています。国としては,生命倫理問題をはじめとして法的,制度的整備を進めると共に,デンマークなどで行われてきている「コンセンサス会議」の開催の試みなど,国民と科学技術との双方向の交流の拡充に努めていくこととしています。


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