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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第7章  研究開発システム改革の推進
第4節  優れた若手研究者・技術者の養成・確保
1  若手研究者の養成・確保


 優れた若手研究者が,その能力を最大限発揮できるようにするため,若手研究者の自立性を確保し,柔軟で競争的な状況の中で研究に専念できる環境を整備することは,若手研究者の創造的・独創的な研究能力の涵養(かんよう)及び我が国の研究開発活動の活性化を図る上で極めて重要です。


(1) ポストドクター等1万人支援計画

 第1期科学技術基本計画等において決定された「ポストドクター等1万人支援計画」に基づき,ポストドクター等の若手研究者の支援を図るとともに,若手研究者を積極的に登用して独創的な基礎的研究を推進する制度を創設,推進してきており,その数値目標については,決定されてから4年目の平成11年度に達成されています。

 文部科学省では,平成13年度において,日本学術振興会の特別研究員制度等により,創造性豊かな優れた若手研究者4,602人への支援を行うとともに,科学技術振興事業団が創造性豊かな若手研究者を国立試験研究機関等に派遣する科学技術特別研究員制度により230人,理化学研究所が独創性に富む若手研究者に同研究所において自発的かつ主体的に研究できる場を提供する基礎科学特別研究員制度により222人を受け入れるなど,計9,700人のポストドクターを支援・活用する措置を講じました。

 なお,第2期科学技術基本計画において,「ポストドクター等1万人支援計画」の策定により「ポストドクターが研究に専念できる環境が構築されてきた」と評価されるとともに,今後は「ポストドクトラル制度の質的充実を図る」とされています。

■図2-7-3■ポストドクター等1万人支援計画の推移


(2) 若手研究者を対象とした競争的資金の拡充

 世界的に優れた研究成果をあげた研究者の多くは30歳代にその後の研究の基盤となる研究を行っています。このため文部科学省では,柔軟な発想とチャレンジ精神を持った若手研究者が自立して研究できる体制を整備するため,個人研究推進事業(さきがけ研究21)と若手研究者研究推進事業を統合し,平成13年度,若手個人研究推進事業として約74億円を計上するとともに,科学研究費補助金においても若手研究者対象分として約174億円を計上するなど,若手研究者を対象とした競争的資金の拡充に努めています。


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