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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第6章  科学技術の戦略的重点化
第7節  宇宙分野の研究・開発・利用の推進
2  科学衛星で世界をリード―宇宙科学―


 宇宙科学は,科学衛星により,宇宙の諸現象,諸法則を解明するとともに,ロケット・衛星技術などの研究開発を行うものであり,宇宙開発の牽引力としての役割も果たしています。我が国では,宇宙科学研究所を中心として研究が進められ,これまでX線天文観測をはじめとする25機の科学衛星が打ち上げられています。

 平成10年7月には,我が国で初めて火星周回軌道において大気の観測を行うプラネットB探査機「のぞみ」が,全国から寄せられた約27万人のネームプレートとともに打ち上げられ,太陽系惑星探査への第一歩を踏み出しました。宇宙科学研究所を中心に現在開発中の人工衛星は以下の通りです。


(1) 惑星探査分野

 地球近傍にやってくる小惑星から岩石・土壌などのサンプルを採取し地球へ持ち帰り太陽系の起源の謎(なぞ)を研究する「ミューゼスC」を,平成14年度の打上げを目指し開発を進めています。

小惑星サンプルリターン「ミューゼスC」


(2) 月探査分野

 月内部の地殻構造及び熱的構造の解明,月周回軌道から月面の光学撮影を目的とする「ルナーA」を,平成15年度の打上げを目指し開発を進めています。

 また,月の起源と進化についての科学データの取得と,将来の月探査のための技術開発が目的である月探査衛星「セレーネ」を,平成17年度の打上げを目指し,宇宙開発事業団と共同で開発を進めています。


(3) 天文観測分野

 銀河の形成・進化,星生成と星間物質,褐色矮星(かっしょくわいせい)やダークマターなどの謎(なぞ)を探る赤外線天文観測衛星「アストロF」を平成15年度に打ち上げることを目標に開発を進めています。

 また,軟X線から硬X線,ガンマ線にまたがる広いエネルギー領域にわたって,活動銀河核や銀河団などを観測することを目的に,X線天文観測衛星(アストロ-E,再挑戦機)「アストロ-EII」を,平成16年度の打上げを目指し開発を進めています。

 さらに,太陽表面磁場・速度場の連続測定と高分解能のX線コロナ観測を行う太陽観測衛星「ソーラーB」を,平成17年度の打上げを目指し開発を進めています。


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