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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第2章  初等中等教育の一層の充実に向けて
第4節  生き方指導としての進路指導
2  高等学校における進路指導の改善


 高等学校における進路指導については,中学校における改善の上に立って,生徒が自らの意志と責任で進路を選択決定する能力・態度を育成することができるよう指導していくことに重点を置くことが必要です。そのためには,自己の将来の進路を主体的に選択することを目指し,働くことや社会に奉仕することの喜びや,それによって得られる達成感を体得させることに留意し,教育を実施する必要があります。

 また,高校生の就職については,平成13年3月に卒業した者の就職率(就職希望者に対する就職者の割合)が89.2%(平成13年3月)であり,調査開始以来最低の数値を記録した昨年同期を1.0ポイント上回ったものの,卒業までに就職に至らなかった者は約2万9,000人にのぼるなど,依然として厳しい状況となっています。

 平成13年2月には,高校生の就職や転職に関する意識調査の結果をもとに,高等学校における職業教育及び就職指導の在り方などの改善方策について検討した「高校生の就職問題に関する検討会議」の報告を公表しました。

 報告においては,近年の厳しい就職状況,無業者やフリーターの増加,早期離職者の増加などの問題を踏まえて,{1}高校生の就職にかかわる慣行等(一人一社制,指定校制,校内選考)の見直し,{2}小・中・高等学校を通じたキャリア教育の推進,{3}インターンシップの積極的な実施などについて提言されました。

 さらに,厚生労働省とも連携協力して,若年者の職業意識の向上やキャリア形成の支援等について,調査研究を進めています。

 文部科学省では,キャリア教育の推進のため,生徒の発達段階に応じた中・高等学校の一貫した指導内容・指導方法の開発やキャリア・アドバイザーなど地域人材の活用などについて実践的な調査研究を行う「キャリア教育実践モデル地域指定事業」を新たに平成13年度から実施しています。


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