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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第2章  初等中等教育の一層の充実に向けて
第3節  魅力ある高等学校づくりと中高一貫教育
2  高等学校入学者選抜等の改善



(1) 高等学校入学者選抜等の改善

 高等学校の入学者選抜については,過度の受験競争の緩和や偏差値偏重の是正などが指摘され,「選抜方法の多様化」,「評価尺度の多元化」の観点から改善が進められてきました。各高等学校においては,生徒の多様な能力・適性や意欲,努力の成果,活動経験などについて,様々な観点から,優れた面や長所を積極的に評価することができるよう,改善が進められてきています。具体的には,推薦入学の拡大,面接,小論文・作文,実技検査などの活用,調査書の活用の工夫といった取組や,近年増加傾向にある不登校生徒の受入れについて特別な扱いや配慮を行うなど,各都道府県教育委員会などにおいて積極的な取組が行われています。

 また,平成11年度からは,中高一貫教育の実施に合わせ,特別の事情のある場合には,調査書及び学力検査の成績のいずれをも用いず,他の方法による選抜を可能にしています。

 平成13年度入試においては14都府県でこの選抜方法が実施されており,いずれも調査書の提出を求めず,また,学力検査も行わず,面接及び作文などにより選考を行っています。

 さらに,平成10年度から開催している「高等学校入学者選抜改善協議会」においては,各都道府県や各学校における入学者選抜の一層の改善に役立てるため,特色ある入学者選抜や改善の取組などについて関係者相互の情報交換及び研究協議を行っています。


(2) 保護者の転勤等に伴う転入学者等の受入れの推進

 近年,経済活動の広域化・国際化に伴って,保護者の転勤や帰国など,やむを得ない事情に伴う転入学や編入学について,積極的な受入れの促進が求められています。

 また,高等学校中途退学者について,他の高等学校への入学を希望するケースも相当数見られることから,学校間あるいは学科間の移動を容易にしていくことも必要となっています。

 文部科学省では,平成9年12月に各都道府県教育委員会などに対して,転・編入学者の受入れのための特別定員枠の設定を拡大するなど,より一層積極的な対応をするよう通知しています。

 また,国立教育政策研究所のホームページ上に「高等学校転入学情報」などを提供するデータベースを設置し,広く一般にも情報提供を行っています。これにより,各高等学校の最新の転入学情報や学校の特色をリアルタイムに提供できるようになり,転入学者などの受入れの円滑化を可能にしています。


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