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第2部   文教・科学技術施策の動向と展開
第1章  生涯学習時代の社会教育の活性化に向けて
第6節  学習成果の評価・活用とボランティア活動等の充実
1  多元的な学習評価システムの形成


 生涯学習社会を構築するためには,学習活動を推進するだけでなく,形式的な学歴に滞りがちな評価の状況を改め,様々な学習活動の成果が適切に評価されるようにする必要があるます。このため,文部科学省や地方公共団体において,以下のような施策が実施されています。


(1) 学校における単位認定

{1} 大学等における単位認定

 大学等においては,専修学校で学んだ場合や文部科学省認定技能審査に合格した場合など,大学外での学習の成果のうち一定水準以上のものについて,大学等の単位として認定することができることとされています。この制度を活用し,例えば,実用英語技能検定に合格した場合の単位認定を実施している大学もあります。

 平成11年3月には大学等が単位認定できる範囲を拡大し,TOEFL(Test of English as a Foreign Languages)及びTOEIC(Test of English for International Communication)やこれらと同等以上の社会的評価を有する審査での成果についても対象とすることができるようにしたところです。

{2} 高等学校における評価

 高等学校については,専修学校高等課程(高等専修学校)における学修や,文部科学省認定技能審査などに関する学習成果を単位として認定できることとされています。


(2) 学位の授与と専門士の称号

{1} 大学評価・学位授与機構

 大学評価・学位授与機構においては,生涯学習体系への移行などに対応するため,高等教育段階の様々な学習成果を評価し,大学・大学院の正規の課程を修了していないけれども大学・大学院の修了者と同等の水準にあると認められる者に対して,学位を授与することができるとされています。

 平成12年度において,同機構から学位を授与された者の数は,{1}短期大学,高等専門学校卒業者などが大学,専攻科において更に一定の学習を行った場合に当たるものが1,770人,{2}同機構の認定する教育施設の課程の修了者に対するものが947人となっています。

{2} 準学士・専門士の称号の付与

 短期大学,高等専門学校卒業者には,準学士の称号が付与されます。一方,文部科学大臣が認めた一定の要件を満たす専修学校専門課程(専門学校)の修了者には,専門士の称号が付与されます。

 平成12年度に専門士の称号を付与できる専門課程は2,751校,6,425学科であり,付与された者は約21万5千人です。


(3) 文部科学省認定技能審査

 青少年,成人が習得した知識・技能について,民間団体がその水準を審査・証明する事業のうち,教育上奨励すべきものを文部科学大臣が認定する制度が文部科学省認定技能審査です。

 現在認定されている技能審査は,実用英語技能検定など25種目であり,平成12年度の志願者数合計は616万7,271人,合格者数合計は311万6,542人となっています( 図2-1-7 )。

■図2-1-7■文部科学省認定技能審査志願者・合格者の推移


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