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第1部   21世紀の教育改革
  教育改革Q&A
  Q14


QUESTION
 大学の構造改革について検討が進められていると聞きますが,今後,大学はどのように変わっていくのでしょうか?

ANSWER
 今年の6月に,大学を活力に富み,国際競争力のある大学にすることを目指し,今後取り組むべき構造改革の基本方針を定め,公表しました。  文部科学省では,今後,この方針に基づき,大胆かつスピード感をもって大学の構造改革を進めていきます。

1. 経緯

 文部科学省では,このたび,「大学(国立大学)の構造改革の方針」を公表しました。この方針は,経済財政諮問会議において「今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」(いわゆる「骨太の方針」)の検討が進む中で,国立大学の構造改革の方向について文部科学省としての考え方を表明するために作成したものであり,6月11日に開催された同会議において,文部科学大臣から説明しました。

2. 方針の内容

 この方針は,我が国の大学が活力に富み国際競争力のある大学となることを目指し,大学の構造改革に関して,

(1) 国立大学の再編・統合を大胆に進める
(2) 国立大学に民間的発想による経営手法を導入する
(3) 大学に第三者評価による競争原理を導入する

という三つの方針を示しました。

 このうち,「(1) 国立大学の再編・統合を大胆に進める」については,現在の厳しい経済,財政状況の中で,大胆かつ柔軟な発想で大学間の再編・統合を進めることにより,大学が一つの組織体として自らの戦略の下に,教育研究の高度化や学際領域への積極的な展開,教育研究基盤の強化を行い,各大学が将来への更なる発展を図ろうとするものです。

 次に,「(2) 国立大学に民間的発想による経営手法を導入する」については,現在行っている国立大学の法人化の検討を踏まえ,国立大学の運営への学外者の参画や,能力主義,業績主義に立った新しい人事システムの導入等により,国立大学の運営の活性化を図ろうとするものです。

 さらに,「(3) 大学に第三者評価による競争原理を導入する」については,旧大学審議会答申等を踏まえ,客観的で公正な第三者評価の導入により,国公私立大学を通じた競争的な環境を醸成することを目的としており,そのため,評価に基づく資源の重点配分を行い,世界最高水準の大学の育成(国公私「トップ30」)により,我が国の大学全体の教育研究水準の向上を図ろうとするものです。

3. 今後のスケジュール

 これらの方針について,今後,大学関係者をはじめ各般の方々の御意見も伺いながら,文部科学省の責任で,大胆かつスピード感をもって,具体的な取組を進めていくこととしています。

 このうち,「(1) 国立大学の再編・統合を大胆に進める」については,各国立大学において,各々の教育研究の将来の発展という視点から,幅広く積極的な検討が行われております。既に平成14年10月に統合することとしている大学が山梨大学と山梨医科大学,筑波大学と図書館情報大学の4大学あるほか,15年度の統合に向け検討を進めている大学もあります。今後,各大学における積極的な検討を踏まえつつ,さらに再編・統合の推進を速やかに図っていくこととしています。

 また,「(2) 国立大学に民間的発想による経営手法を導入する」については,現在,文部科学省に置かれている調査検討会議において,法人化の具体的な在り方について検討を進めており,今年度中には調査検討の結果を整理し,できるだけ早期に新しい法人への移行を目指します。

 さらに,「(3) 大学に第三者評価による競争原理を導入する」については,大学評価・学位授与機構による第三者評価を,平成15年度からの本格実施を目指して,現在,段階的に行っています。また,「トップ30」については来年度からの実施を目指して,必要な措置を講じることとしています。その具体的な構想は,国公私立大学の大学院(博士課程)レベルの組織を対象として,学問分野別に各大学から申請を受け,専門家,有識者による客観的で公平・公正な第三者評価に基づき,研究及び高度の人材育成面でポテンシャルの高い組織を選定し,重点投資を行うというものです。


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