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第1部   21世紀の教育改革
  教育改革Q&A
  Q4


QUESTION
 最近,「科学技術・理科離れ」という言葉をよく耳にしますが,現状についてどのように考えているのでしょうか?また,このため,どのような取組をしているのでしょうか?

ANSWER
 科学技術の振興のためには,優れた科学技術系人材の育成とともに,科学技術に対する国民の理解と支持が重要です。青少年をはじめとする国民が,科学技術や理科に対する関心を高め,理解を増進する取組を充実してまいります。

○子どもたちの「理科」の成績は,落ちているのですか?

 IEA(国際評価学会)の実施した国際数学・理科教育調査によれば,日本の初等中等教育における児童生徒の理科・数学の成績は,国際的にトップレベルにあり,また同一問題の正答率について経年比較しても低下傾向は見られません。

○子どもたちは「理科」が嫌いなのですか?

 青少年をはじめ国民の科学技術離れ,理科離れへの懸念が様々な場面で指摘されています。国立教育研究所(現国立教育政策研究所)の追跡調査によりますと,学校段階が上がるにつれて理科が面白く感じなくなる傾向が見られます。具体的には,小学5年生時に「理科が面白い」と感じていた小学5年生は,80%を越えていましたが,中学2年生では60%強に減って,高校生では50%強にまで低下している状況です。また先のIEAの調査においても,理科の学習が「好き」だとか「楽しい」とする生徒の割合は,国際的に見て最低レベルにあり,また「理科は生活の中で大切」,「将来,科学を使う仕事がしたい」とする生徒は国際平均値を大きく下回り最下位です。子どもたちの理科に対する興味・関心を培うことは重要な課題です。

○「科学技術・理科離れ」と指摘される状況を今後,どのようにして解消していくのですか?

 児童生徒の学ぶ意欲や知的好奇心,探求心を高めるため,

{1} 小・中・高等学校においては,観察・実験や課題学習などの体験的・問題解決的な学習を重視し,そのために必要な設備の整備を図る
{2} 科学技術関係の研究機関等における最先端の研究成果などを活用して,児童生徒に分かりやすく理科を教えることが出来るようなデジタル教材や教師用指導資料を作成する。
{3} 大学や研究機関,地域の科学館,博物館等との連携による科学技術に親しむ学習の実践や社会で活躍する理工系人材の姿を示す

ほか,社会全体の科学技術にかかる能力の向上を図ることとしています。


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