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第1部   21世紀の教育改革
  教育改革Q&A
  Q2


QUESTION
 青少年のボランティア活動や自然体験活動を促進するという話を聞きますが,なぜ促進するのですか?

ANSWER
 青少年が,社会の構成員としての規範意識や,他人を思いやる心など豊かな人間性をはぐくんでいくためには,成長段階等に応じた様々な体験活動が必要であると考えます。  地域の実状に応じた多様な体験活動が円滑に実施されるよう,学校,社会教育関係者,関係機関・団体との連携に配慮した体制づくりを進めていきます。

 近年,我が国で生じている教育の問題の背景には,様々な要因が考えられますが,その一つとして,異世代・同世代を含めた人間関係が希薄化し,人とのコミュニケーションの仕方や集団の中での行動規範などを十分に身に付けないまま成長してしまう青少年が増えつつあること,また,青少年が心からの達成感や成就感を味わう体験をする機会が乏しくなっていることなどがあると思われます。

 このような中で,一人一人に,社会の構成員としての規範意識や,命を大切にし,他人を思いやる心など豊かな人間性をはぐくんでいくためには,青少年が,その成長段階等に応じ,様々な体験活動を行うことが大きな意義を持つものと考えます。

 このため,小学校・中学校・高等学校の段階にある青少年の,学校の内外を通じた様々な体験活動の機会が格段に充実されるよう,学校教育法の改正を行い,学校に対して,教育指導を行うに当たって社会奉仕体験活動などの体験活動の充実に努めるよう規定しました。併せて,社会教育法の改正を行い,青少年に対し社会奉仕体験活動を含む様々な体験活動の機会を提供するための事務を,教育委員会が行うべき重要な事務として規定しました。

 青少年のボランティア活動など社会奉仕体験活動,自然体験活動その他の体験活動を実施する上で,地域の実状に応じて多様な体験活動の場が用意され,それが選択できるような環境を整えることが重要です。中央教育審議会においても,「青少年の様々な奉仕活動・体験活動の推進方策等について」審議が行われており,組織的な推進体制の整備を含め,総合的な方策について検討が行われています。

 これらのことを踏まえ,学校教育及び社会教育の関係者や関係機関・団体等との連携に十分に配慮し,体験活動が円滑に実施できるような体制づくりを進めていきます。

<社会奉仕体験活動とは?>

 社会や公共のために役に立つことをする活動を通じて,社会の本質である人々が相互に助け合う関係を学んだり,思いやりの心を養うといった社会奉仕の精神を身に付けるために行われる体験活動です。

<ボランティア活動など社会奉仕体験活動の具体例>

・老人福祉施設や身体障害者施設での介護体験
・老人福祉施設等での清掃活動や,食事の後片づけなどの施設内の仕事を実施
・ホームヘルパーと同行して,独居老人の買い物の介助などを実施
・海岸や公園,駅周辺などの清掃活動
・公園,公共施設や国道等に花の苗などを植える環境美化活動
・アルミ缶やペットボトルの回収などのリサイクル活動
・町内会等でのチャリティーバザーの手伝い
・国際援助物資の収集活動,送付

<体験活動の具体例>

○自然体験活動:野遊びや野外炊飯などの活動を行ったり,冬季に雪原の中で野宿しながら天体観測を行うことなど
○職業体験活動,就業体験活動:地元商店街や企業の協力を得て,地域の子どもたちが実際に地域の作業所や店舗等で働く活動など
○芸術・文化体験活動:日本や外国の文化・伝統の体験活動や地域の伝統行事や芸能工芸などの伝承活動など

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