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第1部   21世紀の教育改革
第7章  地域発の教育改革の新たな動き
第2節  地域における教育改革の取組
2  民間における教育改革の取組


 経済団体や企業において,学校内外の教育を支援する動きが活発になってきています。

 例えば,経済同友会が中心となり,「学校と企業・経営者の交流活動」として,{1}学校への出張授業(企業の経営者・社員が講師として授業に参加),{2}教員の研修会等での講演や意見交換等を行うため,希望する学校と企業との橋渡しとなる取組を行っています。また,地域での自然体験活動を支援する施設を設けたり,大学生のボランティア活動を支援したり,ボランテイア休暇制度を導入し,社員が地域の教育活動に参加することを奨励する企業などの例も見られます。

 また,地域においても,地方公共団体を中心とした取組に加えて,地域の教育を支える担い手として,経済団体やNPO等の民間団体が学校内外の地域での様々な教育を支援する取組が見られます。

 今後,国及び地方を通じて,こうした民間団体の取組との連携協力の強化を図り,地域における教育の振興に努めていく必要があります。

■民間団体等の取組

○ジュニア・アチーブメントの取組

 「ジュニア・アチーブメント」は1919年米国で設立され,現在110ヶ国にその活動を展開する世界最大の経済教育団体(民間非営利団体)で,日本本部は1995年に設立されました。中学校・高等学校などの学校の中に会社を作って企業活動を模擬体験する「スチューデント・カンパニー・プログラム」や,経営者の意思決定そのものを体験する「MESE(ミース)意思決定シュミレーション」,実際の経営者や社員が学校に出向いて生徒たちと対話するなど,各種教材やプログラムの無償提供を通じて,社会の仕組みや経済の働きの正しい理解を促進し,社会情勢がいかように変化しようとも青少年が自分の意志で進路選択や将来設計ができるよう,結果に対する責任意識・意思決定能力・他人と違う意見を述べる勇気・異質の意見に対する寛容性・広い視野など,どの青少年にも必要になる社会的適応力(生きる力)をつけさせることを目的に活動を展開しています。

○社団法人日本青年会議所 「地域の先生づくり運動」

 「地域の先生づくり運動」とは,社団法人日本青年会議所が地域教育の必要性を唱え,具体的でより身近な取組として推進している運動です。

 この運動は,大人たちが「地域の子どもは地域で育てる」という考え方のもと,「地域の先に生まれたもの」として自らが「地域の先生」となり,子どもたちに,ごく身近なことを通して「人としての心」・「生きる力」を伝えていくことで,新しい時代を生き抜く「豊かな感性を備えた独創性のある人間」としての「人間力」を身に付けた次代の大人たちを育ていこうとするものです。

 具体的には,登下校中の児童生徒に地域の大人たちが,気さくに話しかけたり,自分たちの住んでいるまちについてざっくばらんに話をしたり,現在の豊かな社会を築き上げてこられたお年寄りから昔のお話を聞いたり,また昔遊びを教えてもらったり,時には野外において環境や自然について真剣に話し合うことなどを実施しています。


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