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第1部   21世紀の教育改革
第3章  「才能の伸長や創造性の育成」を目指して
第3節  個性や才能を伸ばす教育
1  基本的考え方


 これまでの我が国の教育は,教育の機会均等の実現のために平等性を重視し,ややもすれば画一的な教育につながったと指摘されています。このため,今後は,21世紀教育新生プランに触れているように,これまでの一律主義を改め,一人一人の資質や才能を生かす教育システムに転換していく必要があります。

 こうした観点から,初等中等教育においては, 第2節 で述べたように,少人数教育を推進し,小・中・高の各段階において基礎学力の定着を図るとともに,習熟度別学習や発展的な学習など子どもの能力を更に伸ばす指導を進めています。また,中学校,高等学校の6年間に体験学習等を通じて個性や創造性を伸ばすことを可能とする,中高一貫教育をより一層推進することとしています。更に,大学教育への円滑な移行を図り,学生の多彩な能力を開花させ一層伸ばす観点から高校教育と大学教育の接続を改善し,特に優秀な子どもでその大学の教育目標に合う者は飛び入学ができるよう大学入学資格の緩和を行ったり,高校生が大学の授業を受けるなどのいわゆる高・大連携を進めています。大学入試についても,従来ややもすれば学力検査偏重であった在り方を改め,選抜方法の多様化,評価尺度の多元化を進め,各大学において入学者の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)を明確にし,アドミッション・オフィス入試(AO入試)などにより受験生の能力適性を多面的に判定する方向で工夫・改善を進めています。

 大学教育においては,特に個性や才能を生かし様々な分野で活躍し世界をリードし,社会の発展に寄与していくリーダーの養成が求められており,こうした観点から,教育・研究機能の強化が求められています。特に大学院においては,研究者養成のための大学院に加え,社会で必要とされる実践的な専門能力を身につけるためのプロフェッショナルスクールなど多様な形態の大学院の整備を進めています。また,教育の在り方についても,インターンシップなど職業観・勤労観を育む教育を進めるとともに,少人数教育やTA(ティーチング・アシスタント)制度の導入や成績評価の厳格化などにより,学生の学習意欲を喚起し学習を促す仕組みにするための取組を実施しています。


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