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第1部   21世紀の教育改革
第3章  「才能の伸長や創造性の育成」を目指して
第2節  新しい学習指導要領に基づく学校教育の推進
1  新しい学習指導要領の基本的考え方


 学習指導要領については,昭和40年代に科学・産業・文化などの進展に対応した教育内容の量的な充実が図りましたが,その一方で学習内容の量的な増大を来し,また,程度も高くなり過ぎているとの指摘もありました。

 こうした指摘を踏まえ,知識の伝達に偏りがちであった状況を改め,教育内容の精選と授業時数の削減を行うことにより生じた時間的・精神的なゆとりの中で,子どもたちに基礎・基本を確実に身に付けさせ,学ぶ意欲や思考力,判断力などを育成する観点から,昭和50年代以降,順次,学習指導要領の改訂を行ってきたところです。

 しかしながら, 第1節 で述べたような子どもたちの現状を見ると,必ずしも十分な状況にあるとは言えません。

 こうした状況を踏まえ,新しい学習指導要領においては,全員が一律に学ぶ学習内容を厳選し,基礎・基本を確実に身に付けさせるとともに,体験的・問題解決的な学習を行い,知識を実感をもって理解することができるようにしています。さらに,身に付けた基礎・基本を基にして,{1}自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,行動し,よりよく問題を解決する能力,{2}自らを律しつつ,他人と協調し,他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性,{3}たくましく生きるための健康や体力などの「生きる力」をはぐくむことをねらいとしています。こうしたねらいを実現するために,新学習指導要領においては,次のような措置を講じています。

(1) 授業時数の縮減と教育内容の厳選
(2) 総合的な学習の時間の創設
(3) 選択学習の幅の拡大

 また,教育課程全体を通じて,

(4) 個に応じた指導を充実させること
(5) 体験的,問題解決的な学習活動の重視すること

としています。

 小・中学校では教育内容を厳選し,基礎・基本を確実に習得させることに重点を置く一方,中・高等学校では,選択学習の幅を拡大し,生徒の能力等に応じ,発展的な学習も行うことができるようにしています。


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