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第1部   21世紀の教育改革
第3章  「才能の伸長や創造性の育成」を目指して
第1節  子どもたちの学習の現状とこれからの時代に求められる学力
4  学校教育に関する意識調査


 平成10年に文部省(当時)が行った「学校教育に関する意識調査」の調査結果によると,我が国の子どもたちの授業の理解度,学校教育の満足度ともに学校段階が上がるにつれ低下する傾向にあります。

 これらの調査結果を踏まえると,これからの教育にあっては,子ども一人一人に応じた教育を実現し,基礎・基本を確実に身に付けさせ,それを基に自ら学び,自ら考え,判断する力などをはぐくむことが必要であると考えられます。

 すなわち,知識・技能はもちろん重要ですが,それだけではなく,学ぶ意欲,思考力,判断力,表現力まで含めた真の意味での学力を身に付けることが必要とされているのです。

 なお,先ほどのOECD調査に見られるように,こうした,学習への関心・意欲・態度や将来の生活に関する課題に適応する能力は,国際的に見ても重視される傾向にあります。

 また,学力の問題は,心の問題と密接に関わっています。先の意識調査でも,学校生活に対する不満の原因に「授業がおもしろくない,わからないこと」を上げる児童生徒が上位を占めています。学力が身についていないことにより,学校生活が楽しくなくなります。その結果,自分に自信が持てない,やりたいことが見つからない,自己実現の喜びを味わえないなど児童生徒の心の在り方に悪影響を与えることになります。こうしたことが,いじめや校内暴力などの問題行動につながったり,学習意欲の低下による学力の停滞につながるなどの悪循環をもたらすこととなります。

 したがって,今後の学校教育においては,学力の問題と心の問題を切り離さず,同時に取り組んでいく必要があります。

■図1-3-4■学校教育に関する意識調査


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