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第1部   21世紀の教育改革
第2章  「豊かな人間性の育成」を目指して
第1節  子どもたちの状況
3  最近の少年非行及び青少年が被害者となる犯罪の状況


 少年非行については,警察庁の調べによると,平成12年の刑法犯少年の検挙人員は減少したものの依然として高水準であり,戦後第四の波にあるとしています。また,平成11年から12年にかけて,少年等による凶悪な事件が連続して発生しました。

 内閣府が取りまとめた「青少年の現状と施策(平成13年版 青少年白書)」においては,最近の少年非行及び青少年をめぐる問題状況について次のように考察しています。


(1) 最近の非行少年の特徴

 最近の少年非行等をみると,凶悪犯で検挙された少年のうち過去に非行歴のないものが全体の約半数(平成11年の場合45.5%)を占めるなど従来のものとは異なったパターンを示すものが現れてきていることが特徴として挙げられます。とりわけ,万引きなどの初発型非行や非行グループへの加入など日常的に目立つ前兆を示さない,いわゆる一見おとなしく目立たない「普通の子」が内面に不満やストレス等を抱え,何らかの要因によってそれが爆発して起こる「いきなり型」の非行といったものが新たに生じてきています。


(2) 児童虐待等青少年が被害者となる犯罪の発生

 少年が犯罪の被害者となるケースもここ数年深刻化しています。平成12年に少年が被害を受けた刑法犯罪は352,753件となっています。このうち,凶悪犯被害1,916件,粗暴犯被害23,487件といずれも大幅に増加しました。性犯罪(強姦,強制わいせつ)の被害も5,608件に上っています。

 また,児童虐待の実態を正確に把握するのは困難ですが,児童相談所における養護相談の内訳として虐待相談についての統計を取り始めた平成2年度以降,その件数は一貫して増加を続け,平成2年度には1,101件であった件数は,平成11年度には11,631件と10倍を上回りました。

 このような青少年をめぐる問題の要因・背景について,同じく「青少年の現状と施策(平成13年版青少年白書)」においては,

{1} 家庭や社会の変容に伴う多様な体験や交流機会の不足
{2} 大人社会の風潮や社会全体の価値観の揺らぎ
{3} 情報化の進展や有害情報との接触

を主なものとして挙げています。


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