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第3部   政府の施策
第1章   科学技術関係予算

我が国の科学技術関係予算は,年々順調な伸びを示しており,昭和49年度は5,695億円となつている。また,前年度に比べると,24.2%の増となつており,これは,ここ数年と比較するとやや高い伸び率となつている (第3-1-1図)

更に,科学技術関係予算を国の一般会計予算に対する割合で見ると3.2〜3.3%で殆んど横ばいの傾向にあるが,49年度の割合は3.33%で前年度の割合3.21%よりわずかに増加した (第3-1-1表)。

第3-1-1図 科学技術関係予算の推移

第3-1-1表 科学技術関係予算の推移(単位百万円)

第3-1-2図 科学技術関係予算の項目別推移

第3-1-2表 科学技術関係予算の項目別推移(単位億円)

科学技術関係予算のうち科学技術振興費は,49年度は2,619億円となり,対前年度比24.8%増となつており,また,国の一般会計予算に占める割合は,1.53%でここ数年と比較すると一番高い割合となつている。

科学技術関係予算の項目別推移は 第3-1-2図 及び 第3-1-2表 に示すとおりである。

第3-1-3図 科学技術振興費の推移

このうち助成費等は,近年,大規模なプロジェクトに対する政府関係研究機関,民間等への補助,委託は増大の傾向にあるが,49年度も対前年度比36.7%増を示し,科学技術関係予算全体に占める割合も45年度の17.6%から49年度は27.2%と増加している。科学技術振興費の項目別推移を見ると 第3-1-3図 のとおりであり,48年度まで原子力関係費の全体に占める割合が一番高かつたのが,本年度は,国立試験研究機関経費が一番高くなり,原子力関係費の674億円を上回つて702億円となつている。なお,原子力関係費及び宇宙開発関係費を合わせると,l,197億円となり,全体(2,619億円)の45.7%を占めている。伸びが著しいのは,宇宙開発関係費と助成費等であるが,宇宙開発関係費は,Nロケットの開発費の増額等により対前年後比66.1%増となつている。また,助成費等は,新エネルギー技術開発費,電子計算機開発費等の増額により対前年度比33.7%増となつた。

科学技術関係予算を省庁別に見ると 第3-1-3表 に示すとおりである。

次に,各国における科学技術関係予算の推移を見ると 第3-1-4図 のとおりである。我が国及び西ドイツは逐年順調な伸びを見せている。西ドイツは,資源関連技術を含む新技術開発,更に,情報処理,ライフサイエンス,環境科学等を含む自然科学,技術分野等の予算額が増加しており,近年著しい伸びを示している。一方フランス及びソ連は停滞気味である。また,アメリカは全体としては減少の傾向を示しているが,絶対額で見るとソ連とともに群を抜いて他の諸国より高い。なお,我が国は,アメリカ,ソ連を除く他の主要国に近年次第に接近しており,これら諸国に追いつきつつあるといえる。

更に,科学技術関係予算の一般会計予算に占める割合を見ると,各国における予算制度の相違等の事情により厳密に比較することは難しいが,おおむね,アメリカ等主要国はほぼ6%台であるのに比べ我が国は3%台と低い状況にあるといえよう (第3-1-4表)

第3-1-4図 主要国の科学技術予算(単位百億円)

第3-1-3表 昭和48,49年度省庁別科学技術関係予算(単位百万円)

第3-1-4表 主要国の科学技術関係予算


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