ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第2部  科学技術活動の動向
第5章  主要国の科学技術政策
6  中国
(2)  科学技術行政機構


文革前には国務院科学技術委員会を中心として,国務院各部,中国科学院,大学・学院の研究部門が設けられていた科学技術関係機構は,文革以降,大幅な改組が行われ,科学技術委員会に代わつて国務院に科学教育組が設けられ,これが計画策定,調整の掌に当たつている。

中国科学院は,中国における科学技術研究の中心であり,主として基礎研究部門を担当している。

本院は文革前には100以上の研究所を持つていたが,文革以後,各研究分野での発展を促すため,一部の研究所(例:生物科学研究所)は地方に移管され,現在は物理,化学,数学,植物,動物,遺伝,微生物,自動化等の分野の研究所が十数か所あるだけとなつている。なお,直属機関として標準計量研究院がある。

第2-5-8図 科学技術行政機構

今後,科学院直轄の研究所は新規分野のものについてかなり新設される見通しである。

国務院各部の付属研究所は,生産技術を主として担当している。工業関係各部は国営工場を統轄しているので,その事業に密着した研究を行つている。

農林部では,農林科学院が科学技術研究の中心となつており,その下に農業研究所,林業研究所,中国農業原子能研究所が置かれている。各地方にも農林科学院が置かれ,科学技術研究組織がある。

大学・学院における研究は教育と結合しているものと生産技術に関するものとがある。

大学の研究所は,地方の実際の必要に応じて応用研究,工業化研究を行つている。なお,大学教育においても,実際に密着した教育が強調され,大学にも生産工場が置かれており,この工場に関連した研究をしている場合もある。これとともに以上の機関間の協力研究も行われている。このほか,民間団体として中国科学技術協会が設けられており,科学技術の国際交流を担当する機関となつている。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ