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第1部  社会発展基盤の強化と拡大のために
第3章  新領域の開拓

第2章においては,我々が直面している資源・エネルギー問題とその解決に取り組む科学技術の動向について述べた。しかし,科学技術は,現在の問題の解決に寄与するのみならず将来にわたつて種々の要請にこたえ,社会発展基盤の強化に役立つ必要がある。てのような観点から,今日の資源,環境の有限性という問題や国民生活の質に関する問題に対してこれらの解決に直接貢献するものとして,また,他の科学技術に対す乞先導性と波及効果を持つものとして,人間活動の新たな領域の開拓が不可欠である。

このような意味で,1)エネルギーの安定確保の鍵を握るとともに国民生活により密着した医療技術等の開発にも貢献し得る画期的領域である原子力開発,2)包蔵する資源の種類,量の点から見て資源の宝庫といわれる海洋における資源の開発や人間活動の海洋スペースへの拡大を可能にする海洋開発並びに3)宇宙空間に関する科学的知識の向上及び通信,放送,気象観測,地球観測(資源探査,環境監視)等の飛躍的発展を図り宇宙の多目的利用を目指す宇宙開発に対する期待は極めて大きい。

さらに最近は,たとえばエネルギーにおける太陽熱や水素の利用など新エネルギー技術の研究開発等社会発展に貢献すると考えられる新たなプロジェクトも各方面で検討されつつある。

以下,本章においては既に国家的規模で取り組まれている原子力開発,海洋開発及び宇宙開発について,それぞれの研究開発の動向を概観する。


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