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第1部  社会発展基盤の強化と拡大のために
第2章  資源・エネルギー基盤の強化
第3節  水資源の体系的な開発・利用
2  問題解決の方向と科学技術


水資源は,典型的な循環資源であり,場所的,時間的に大きく変動する特性を有している。自然の状態では,安定的に利用できる量に限界があるとともに,時には洪水の発生など大きな災害をもたらすことがある。したがつて,このような水資源の変動を,利水,治水の目的に沿つて,時間的あるいは地域的に制御することが必要である。

また,水資源は種々の目的に利用され,関連する分野も多岐にわたつているが,水資源利用率が高まるにつれて,量的にも質的にも各分野間の相互関係は深まりつつある。

更に,都市における水利用の増大は,各所に水質汚濁の問題を引き起こしているが,水質の悪化は,水域の環境を破壊するばかりでなく,水資源の価値の低下を意味する。したがつて,このような水質汚濁を起こさぬようにする必要がある。

以上のような水資源の特質からして,水資源問題の解決のためには,1)水需給のひつ迫に対処するための水資源の開発の促進及び水資源の高度利用を図ること,2)水利用に伴う水質汚濁を防止し水域の環境を保全すること,3)水害の防止を効果的に図ることなど総合的な研究開発が重要となつている。

このような観点から,政府においても水源施設の建設,水利用合理化対策,広域的な水需給システムの確立,環境保全,国土保全等に関する調査,検討を行つている。


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