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第2部   科学技術活動の動向
第5章  国際交流の動向
2  二国間協力活動


科学技術におけるニ国間協力活動は,先進国との協力活動と開発途上国との協力活動とに分けることができる。

先進国との協力においては,環境問題,都市問題など先進諸国に共通の問題が早急な解決を迫られており,またアメリカ,イギリスなどにおいてみられるように研究開発予算の頭打ち現象が,研究開発資源の効率的利用の必要性をさらに高めていることから,一層国際協力を推進する機運が高まつている。

こうした情勢を反映して近年までアメリカを中心にして展開されてきた協力活動は,アメリカ以外の諸国間でも,科学技術全般にわたつて順次,協力が具体化しつつある。

こうした最近の動向のなかで,わが国に対して諸外国から協力の促進を図るために調査団等が派遣されたり,全般的な科学技術協力に関する何らかの政府間取りきめ締結を申し入れられたりする事例が多くなつている。開発途上国との協力においては,わが国の経済発展と科学技術力の向上に伴つてわが国への協力要請と国際社会におけるわが国の責務はかつてない大きいものとなつているので,従来の協力の延長にとどまらず,有効な戦略を打つ出し新段階の協力活動を展開していく必要がある。このため,開発のための科学研究や技術的活動を強化するとともに,世界共同体の一員という連携意識に基づいて開発途上国の科学技術能力の育成向上のための国際協力を推進することが望まれる。


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