ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第2部   科学技術活動の動向
第4章  技術交流および特許出願の動向
1  技術貿易
(2)  技術輸出


工業技術院において行つた資本金1億円以上の企業についての調査(以下本項ではこの調査による)によれば,昭和46年度において技術輸出を行つた企業数は対前年比34.4%増加して246件となつた。

輸出件数では対前年度比で17.5%増加し,」1,012件となつたが,技術導入数に対する割合は前年度28.7%よりやや下回つて25.3%であつた。

技術輸出件数を業種別にみると,全件数に占める比率の大きい業種は電気機械器具,化学製品,医薬品,鉄鋼等であり,その比率はそれぞれ15.1%,14.5%11.9%,8.9%となつており,これら4業種で過半数に達している( 第2-24表 )。

第2-24表 業種別技術輸出件数

また前年度に対し増加の著しい業種はガラス(3.3倍),繊維(1.9倍),家庭電気(1.6倍)などであり,輸出件数の多い業種である電気機械,化学製品は横ばいないし減少している。

次に対価受領額についてみると,昭和46年度は前年度対比19.5%増加し,175億円となつた。

対価受領額業種別にみると,全対価受領額に占める比率の大きい業種は化学製品,鉄鋼,自動車等であり,その比率はそれぞれ24.6%,22.6%,17.5%とこれら3業種で全体の3分の2近くを占めている( 第2-25表 )。前年度に対して増加の著しいい業種として,ガラス(3.2倍)家庭電気(2.8倍),食料品(1.9倍),自動車(1.7倍)鉄鋼(1.5倍),また,減少しているものとしては,化学繊維が3分の1と大幅に減少していることが注目される。

第2-25表 業種別技術輸出による対価受領額

技術輸出件数および対価受領額について企業の資本金規模別にみると,資本金20億円以上で技術輸出を行つている企業143社が輸出件数では全体の8割近くを,対価受領額では9割近くをそれぞれ占めており,この階層に技術輸出が集中していることがわかる。( 第2-26表 )。

さらに,技術の輸出先についてみると,東南アジア,アメリカ,ヨーロツパに集中しており,件数ではそれぞれ38.0%,30.2%,21.4%,対価受領額ではそれぞれ36.3%,21.7%,25.0%となつている。( 第2-27表 )。

第2-26表 企業の規模別技術輸出状況

第2-27表 昭和46年度技術輸出先別件数および金額


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ