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第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
4  国際的システムの動向


現在,世界各国において,それぞれ国家的な情報ネットワークや情報処理機関の整備を進めているが,これらの成果をふまえながら国際的な情報ネットワークを形成しようとする活動も進められている。

このような動きの代表的なものとして国連教育科学文化機構(UNESCO)と国際学術連合会議(ICSU)が共同して進めようとしている世界科学情報システム(UNISIST)がある。

UNISISTは,ユネスコ加盟国だけでなく,国際機関や国際的団体の協力のもとに科学技術情報全般にわたる世界的な流通を促進しようとするものであり,現在,逐次刊行物の国際的登録システムの形成,アジア地域における研修コースの開設などについて検討が進められている。

ついで,専門分野における活動としては,まず国連において昭和47年6月の国連人間環境会議の決議のなかで各国の協力のもとに環境情報に関する国際的レフェラルサービス(IRS)を早期に確立するよう勧告が出され,環境分野での世界的な情報ネットワークについて検討が進められている。また,原子力分野における国際原子力情報システム(INIS)がすで活動を続けている。このほか,国際連合食糧農業機関(FAO),世界気象機関(WMO),世界保健機構(WHO)なとがそれぞれの分野について情報交換や情報ネットワークの確立を図つている。

さらに,各国における科学技術情報政策の改善や国際的な情報ネットワークの形成を促進するために経済協力開発機構(OECD)や国際ドクメンテーション連盟(FID)が,情報活動の標準化を促進するために国際標準化機構(ISO)が,それぞれの立場で国際的な情報流通の促進を図ろうとしている。

わが国は,このような国際的情報ネットワークの形成活動に積極的に参加しているほか,アメリカの化学情報サービス(CAS),医学文献分析検索システム(MEDLARS)などの各国における既存の情報活動機関との協力にも努めており,すでに一部では協力活動を開始している。


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