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第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
2  科学技術情報の処理
(5)  地域サービスセンターの動向


地域サービスセンターは,各地域の情報需要に対し,中央との地域的較差を解消するとともに当該地域に密着した情報サービスを行なう機関で, NI STのなかできわめて重要な役割を担うものである。

近年,各地における科学技術活動の進展はめざましく,これとともに各地域における情報需要も増大しているが,これに対して日本科学技術情報センターの支所をはじめ,全国各地で図書館や工業試験場を母体とした科学技術情報サービス活動など各種の動きが活発化しつつある。

まず,図書館を中心としたものについては,静岡県の産業技術資料協議会や旭川市の旭川産業技術情報センターなど個々の図書館を中心に活動を進めているもののほか,最近では北海道情報科学調査研究会,周南文献情報連絡会など公立図書館や民間企業の図書室等を中心とした各種の相互協力組織も生まれてきている。

これらの活動内容は,主として図書資料等の相互貸借,相互補完,目録の作成,複写,研究会や講習会の開催等である。

このほか,長野県技術情報センターをはじめ,石川県,高知県など工業試験場の技術相談所部門を基礎に科学技術情報活動を行なうものもでてきている。これらの組織は主として中小企業を対象としたものであるが,今後,全国的にこのような情報センターを整備し,中小企業の技術水準の向上に役立てるため,4か年計画で各府県に新たな機構を設立すべく準備が進められている。

これらの諸活動もまた,規模が小さくそれぞれ個別に活動を進めているものが多く,各地城における情報需要に対し十分な活動ができない状態にあり,全国的な流通システムの確立によつて,迅速かつ的確に情報が入手でき,それらをサービスできる体制に整備されることが強く望まれている。


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