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第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
2  科学技術情報の処理
(4)  データセンター活動の動向


データセンターは,科学技術文献あるいは実験観測結果等のなかから数値データを収集,整理し,分析評価を行なつて情報利用者にデータを提供するものでNISTの中でも総合センター,専門センターと並び重要な位置を占めるものである。

わが国においてデータセンターに対応する内容をもち,またそのような活動が行なわれている主な分野は,物性データと観測データの分野である。

まず,物性データについては,赤外分析データ,結晶学データ,物性常数データなどについて活動が行なわれているが,多くの場合,大学や試験研究機関において小規模に続けられている状態であり,その活動には限度があつた。

このため,学協会や試験研究機関を中心とした組織的な活動を行なうことが強く望まれている。このため,科学技術庁では昭和47年度から高圧カデータと核磁気共鳴データを取り上げ,それらの組織的な活動の推進を図りつつあり,他の物性データについても検討を進めている。高圧カデータについては,高圧力下における化学反応データの収集,整理,分析,評価,提供,海外とのデータ交換などを行なうこととし,従来から活動を続けている日本材料学会の高圧力委員会にこれを委託している。また,核磁気共鳴(NMR)データについては,その分析評価,データの標準化の確立と普及を図るため,日本化学会のNMRデータ委員会への委託により標準資料の作成,測定条件の検討等を進めている。

次に観測データについては,海上保安庁の海洋資料センター,文部省緯度観測所の緯度観測データセンター,理化学研究所の宇宙線観測データセンター,松代地震センター,国土地理院の海岸昇降データセンクー等をはじめとして,主として国立調査観測機関において,天文,気象,地震,海象等に関するデータ収集活動が行なわれている。しかし,これらは海洋資料センターを除いては独立の組織を形成してではなく,研究部等の活動の一環として行なわれており,今後一層の充実が望まれている。


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