ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
2  科学技術情報の処理
(2)  総合情報センター等の動向


わが国における中枢的科学技術情報サービス機関として日本科学技術情報センターがある。同センターは,内外における科学技術文献等を網羅的,総合的に収集,整理,加工し,分野別,目的別の編集やこれらの提供等を行なうことが主要な任務であり,NISTにおいても重要な役割を果たすこととなろう。

まず,収集については,昭和46年において国外逐次刊行物5,109誌,国内逐次刊行物2,359誌,外国特許関係資料53,824件のほか原子力レポートその他の収集を行なつており,これらの情報について分類コードやキーワードの付与,抄録の作成・編集などを行なつている。また,同情報センターでは,昭和42年から漢字処理が行なえるコンピュータシステムを開発,導入しており,これらの業務の合理化,処理の迅速化を進めている。

さらに,科学技術情報の生産量に比べてその処理量は十分とはいえないが,従来理工学中心であつた文献速報システムに環境公害,食品工業を加えるなど取扱分野の拡大を進め,あるいは昭和47年から MEDLARS(医学文献分析検索システム)を利用したサービスを開始するなど総合的な情報ファイルの充実に向つてその整備を進めている。また,これらの文献速報システムを補充するためCAS(化学情報サービス)の導入を進めるなど網羅性の充実も進めている。

次に,科学技術情報源や進行中のテーマ等の非文献的情報についてサービスするクリアリングサービスについても,文献速報システム等を利用したサービスシステムの確立をめざして体制の整備や準備作業を進めている。

また,情報サービスの地域較差を緩和するために従来の大阪,名古屋の両支所に加え,昭和47年10月九州支所を設置し,さらに広島にも設置の準備を進めている。

情報活動の重要な一翼を担う図書館活動については,わが国の中枢的機関として国立国会図書館がある。

同図書館は,内外における図書,資料の収集,整理,閲覧,各種の目録等の編さん,刊行等を主要な業務としており,NISTにおいても重要な役割りを果たすをことが予定されている。

昭和46年においては,科学技術関係の和漢書4,132冊,洋書4,769冊,雑誌11,327タイトルを収集し,それらの分類,整理,目録等の作成,刊行等を行なつた。昭和45年から漢字処理が可能なコンピュータを導入して業務の合理化を進めるとともに,情報サービスの地域較差を緩和するため,専門図書館協議会の活動等を通じた全国的な図書館の相互協力体制の整備および科学技術資料館の指定や指定館に対する資料の送付等による各地方の図書館業務の充実を図つている。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ