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第1部   希望にみちた社会をめざす科学技術
第4章  明日を担う科学技術

第2章および第3章においては,われわれが現在直面している課題とその解決に取り組む科学技術の動向について述べた。しかし,希望にみちた社会を実現するために科学技術は,現存する問題の解決に寄与することにとどまらず,将来の種々の要請に十分対応するとともに,その一層の発展のため新領域を開拓することも強く期待されている。

このためには,長期的展望にたてばやがて要請されると見込まれ,あるいは社会・経済等の発展を先導すると見込まれる科学技術,いわゆる先導的科学技術を育てることおよび科学技術全般の水準の向上と展開を支える共通的・基盤的科学技術を育成することが重要である。

先導的科学技術の研究開発は,それがめざす革新性のゆえに研究開発の途上で多くの分野にわたり科学技術の壁を突破していかなければならない。その研究開発によつて得られた成果は他の多くの科学技術の進展に先導的な役割を果たし,波及効果を及ぼしていく。

また,新しい材料のような共通的・基盤的な分野の研究は多くの研究開発を支え,将来のニーズに対応する科学技術を実現するという面できわめて重要である。

以上のように,これらの研究開発は新たな科学技術領域を生み出し,また科学技術全般の水準の向上にもつながるものである。

以下,このような科学技術分野として,原子力開発,宇宙開発,海洋開発,ライフサイエンス,材料技術,電子技術,極限技術および標準計測技術の8つを取り上げ,それぞれの研究開発の動向と将来の発展の方向について概観してみよう。


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