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第1部   希望にみちた社会をめざす科学技術
第2章  国民生活に密着した課題に取り組む科学技術
第2節  環境汚染と災害の防止


産業活動の急激な拡大,人口の都市集中の進行などに伴つて大気や河川,海洋等が汚染されるなど国民生活にとつて好ましくない問題が発生している。とくに都市地域,工業地域においてはその影響が著しく,健康被害も発生している。さらに,このような環境汚染は,各種開発事業の進展と相まつて動植物にも大きな影響を及ぼし,今や生態系のバランスという面からも問題となりつつある。

また,災害の面においても,台風,豪雨,地震等の自然災害による被害は,都市における危険物の集積,地下利用の拡大など新たな災害要因も加わつて,多様化,大型化する傾向がみられる。一方,産業災害による被害も生産規模の大型化,危険物の多様化に伴つて重大化する危険性をはらんでいる。

これら環境汚染と災害の防止対策については,近年とみに努力が傾注されてはいるものの,今後,国民が安全でかつ快適な環境を享受するためには,積極的に新たな環境を創造していくことが必要であり,この面における科学技術の進展が強く期待されている。

そこで,以下,環境汚染,自然災害および産業災害の現状と問題点およびその防止に関する技術開発の動向を述べることにする。


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