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第2部   科学技術活動の動向
第4章  主要国の科学技術政策
4  西ドイツ
(4)  州における科学技術活動機関


州における科学技術活動機関は,西ドイツの科学技術活動において重要な役割を担つている。その資金は主として連邦政府および州によつてまかなわれているが,その活動は連邦政府から独立しており,アメリカにおける非営利研究機関あるいは日本における財団法人,特殊法人研究機関に類似している。

以下これらの機関の主なものについて,その目的と活動状況を要約する。


(1) 科学技術会議

科学技術会議は,科学技術政策に関する諮問機関として,1957年9月5日に連邦州間行政協定によつて設立されたものである。

その主要な任務は科学技術振興の総合計画,緊急課題の設定,基本計画に関する勧告,連邦及び州の科学技術振興予算に関する勧告などであつて,経費は連邦と州との間で折半されている。


(2) ドイツ研究協会

ドイツ研究協会は,1949年に「ドイツ学術緊急団体」として設置され,1951年に「研究会議」と合体して,現在に至つている。

その活動は,ドイツ科学者の研究に対する資金援助,共同研究の促進,若手科学者の育成,議会政府に対する勧告の4点に主眼がおかれている。資金は連邦と各州で折半されている。なお,ドイツ研究協会には,自然科学系大学,科学アカデミー,マックスプランク協会およびその他の科学関係機関が加盟している。


(3) マックスプランク協会

1911年に設立された「カイザー・ウイルヘルム協会」が改組されて1946年9月に設立されたものである。

現在は約50の研究所を傘下に持ち,大学以外では,西ドイツ最大の研究実施機関となつている。資金は連邦政府と州で折半されている。


(4) フラウンホーフアー協会

この協会は1949年に設立されたが,その目的は基礎研究から実用化への連けいを促進することにある。したがつて,主たる任務は,商業化研究,委託研究の促進などを傘下17研究所において実施することにある。協会の資金は連邦政府および州政府からの補助にほとんどたよつているが,このほかに委託研究によるものもある。


(5) 工業研究連盟

西ドイツにはすでに19世紀から産業社会研究の組織があつたが,本連盟は1954年に8つの研究団体が参加して結成された。現在傘下の研究団体は67にものぼつている。

当連盟の趣旨は主として,加盟中小企業における研究開発を促進することにある。


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