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第2部   科学技術活動の動向
第4章  主要国の科学技術政策
4  西ドイツ
(1)  科学技術政策の基本的方向


1969年教育科学省年次報告において,ロイシンク教育科学大臣が指摘しているように,西ドイツにおける科学技術政策は教育制度の改善を軸として現在転換の段階にある。同報告の序から引用すれば次のとおりである。

「科学技術政策は,あらゆる科学技術分野を発展させることを考慮しなければならない。それとともに環境保全や新交通通信システムの創出,新しい食糧源の確保などの公共的課題の解決に政府が直接寄与しなければならない。また科学技術政策はヨーロツパ統合政策に適合し,他の諸国の文化的,経済的発展を助け,世界平和の実現に向けられるものでなければならない。

さらに,科学技術政策は,近代的かつ能率的な社会構造の確立,継続的な経済成長の確保などの重要な政治的課題の解決手段の一環のなかで現代社会の発展の基礎として進められなければならない。」このような基本的方向のもとで,ブラント内閣においても従来のキージンガー内閣時代より以上に科学技術政策は高い優先度をもつて推進されてきている。


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