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第1部   科学技術への新たな要請とそれへの対応
第2章  動き出した70年代の科学技術活動
2  テクノロジー・アセスメントの確立への努力
(3)  今後の検討事項


このようにテクノロジー・アセスメントの確立への動きが高まつてきているが,まだ体系として確立されるには至つておらず,これからの検討に待つところが大である。したがつて,今後積極的にテクノロジー・アセスメントの検討を進めていくことが望まれているが,その際,次の点に留意する必要がある。

第1に,テクノロジー・アセスメントにおける評価の対象範囲は,きわめて広くなると考えられるので各方面の関係者の協力を得ることが必要である。

第2に,あらゆる分野の技術についてテクノロジー・アセスメントを実施することが望ましいが,まず,社会的にその影響が大きいとみられる技術から始める必要がある。

第3に,評価にあたつては,一部の利益にならないよう公正中立な専門家を集めて,客観性のある評価を行なえるようにすべきである。

第4に,テクノロジー・アセスメントの実施にあたつては,システム的な思考と専門的な知識を有する人材が必要となるのでその養成を進めておくことが肝要である。

なお,テクノロジー・アセスメントの実施にあたつては,新しい技術進歩の芽をつむことのないよう十分注意を払つていく必要がある。

これらの点を考慮しつつテクノロジー・アセスメントの積極的推進を図り,科学技術を真に人間に役立てうるよう努めなければならない。


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