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第1部   科学技術への新たな要請とそれへの対応
第2章  動き出した70年代の科学技術活動
1  社会的要因を重視する研究開発への動き


近年,社会・経済は急激な変化をみせており,すでに述べたように,その要請も複雑化しつつあるので,研究開発の面でこれらに応えていくためには次のことがきわめて重要である。

第1に,社会・経済からの要請を的確に把握し,どのような科学技術を生み出していくかを選択した上で研究開発を進めていくことが必要である。

第2に,研究開発に当たつては,経済性の追求だけでなく,社会的要請を重視していくことが必要である。すなわち,生産技術などのように,主として経済性を追求する研究開発であつても,それが及ぼす社会的影響を十分考慮しておくことと,社会開発関連技術などのように直接社会的要請を重視する研究開発を充実させていくことが必要である。

第3に,現在の社会的要請は様々な要素がからみ合つて複雑なものとなつており,しかも,その傾向は一層強まろうとしている。このため,研究開発にあたつては,総合的なアプローチが不可欠であり,多分野の専門知識の連携を一層強固にする必要がある。

以下,これらの面で政府および民間がそれぞれどのような努力を払つてきているかを概観することにする。


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