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第2部   科学技術活動の動向
第4章  技術交流および特許出願の動向
3  技術輸出


昭和44年度の技術輸出の対価受取額は,前述したように166億円で,前年度に対して35%の著しい伸びを示した。また,昭和44年度のわが国の技術輸出件数は,工業技術院において行なつた資本金5億円以上の企業(582社)についての調査によれば405件で,前年度に比べ20.5%増加している。

第2-46表 業種別技術輸出件数

これを業種別にみると, 第2-46表 に示すように昭和44年度は化学工業が全輸出件数の35%で第1位を占め,ついで電気機械19%,採鉱・冶金13%,輸送用機械11%となつており,一般的に技術集約度の高い重化学工業のウエイトが大きいことを示している。また,これを企業の規模別にみると, 第2-47表 に示すように,規模の大きい企業ほど技術輸出する企業が多く,1社当たりの輸出件数も多い。

さらに,技術輸出を輸出先地域別にみると, 第2-66図 に示すように,件数では東南アジアが45%を占めているが,欧米諸国に対する輸出件数も,昭和44年度は前年度に比べ30%の伸びを示しているとともに全体に占める割合も増加しているのが注目される。

一方,対価受取額でみると,欧米諸国のウエイトが高まつており,欧米諸国向けは対価の高い技術輸出が多いことを物語つている。

第2-47表 企業の規模別技術輸出状況

主要業種における1件当たりの技術導入対価支払額と技術輸出対価受取額を比較すると, 第2-67図 に示すとおり,全体としては支払が2倍程度多くなつているが,化学工業,自動車工業の分野では両者がかなり接近しており,この分野ではわが国の技術の水準がかなりの高さにあることがうかがわれる。しかし,電気機械などの分野ではかなりの格差がみられる。

第2-66図 輸出先別技術輸出状況

第2-67図 主要業種別1件当たり技術導入対価支払額およ び技術輸出対価受取額(昭和44年度)


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