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第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
1  国内の動向
(1)  研究者の情報利用の実態


情報量の増大に伴つて,研究者の情報利用も極めて多角的に行なわれている。 第2-50図 および 第2-51図 は研究者が研究に必要な情報を得るために重要だと考えられる情報源が,どのように分布しているかを専攻分野が農学および物理学の研究者について示したものである。

総体的には,原著論文,学協会による会合などの利用度が高く,両者のパターンは似ている。

しかし,一次資料関係では,速報性の高いレターを,物理学専攻の研究者の方が圧倒的に多く利用しており,また,二次資料関係では農学専攻の研究者は抄録誌の利用度が高いのに対し,物理学専攻の研究者は,原著論文に付されている参考文献名,単行図書,レビューなどの利用度の方が高いことなど,学問分野の相違により,情報利用にも異なつた性格のあることを示唆している。

また,

第2-52図 は情報利用の際重要なクリアリング・サービス(情報案内サービス)について農学専攻の研究者の利用希望を示したものである。この種のサービス機関は,現在わが国には存在せず,近年特に要請の高まつているサービスの一つである。たとえば 第2-52図 において,利用を希望する者が圧倒的多数を占めており,さらに妥当な対価を支払つても利用するとする者の比率が高いことからも,クリアリング・サービスへの要請の高まりをうかがうことができる。

第2-50図 研究に必要な情報を得るために最も重要な情報源(農学)

第2-51図 研究に必要な情報を得るために最も重要な情報源(物理学)

第2-52図 クリアリング・サービスに対する利用希望


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