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第2部   科学技術活動の動向
第4章  技術交流および特許出願の動向
1  技術導入
(4)  最近の技術導入の特徴


外国からの技術導入は,対価の支払いにおいても,導入件数においても,すでに述べたように年々増加しているが,戦後約20年間続いた技術導入も年度によりいくつかの特徴がみられる。ここでは,とくに,最近の技術導入の内容,契約形態等について,その特徴,傾向等をみることとする。

第2-93図 は,主要業種の導入技術1件当たりの導入関連売上高を昭和39年度と42年度で比較したものである。技術導入件数は39年度以降も増加しているが,その1件当たりの売上高は,石油・石炭製品,電気機械において大幅に増加したものの,化学,鉄鋼においては,42年度の方が下回つている。

また,契約期間および対価支払期間が1年以内の乙種技術導入の傾向について,その1件当たり対価支払額の推移をみると,過去10年間において,昭和36年度に2,000万円を越え最高を示したが,近年1,000万円程度で横ばい傾向となつている。

第2-93図 主要業種の技術導入1件当たり導入関連売上高

次に,近年の傾向として,新しい技術の減少があげられる。 第2-95図 に示すように,昭和38年度には認可された導入技術のうち65パーセントがかつてわが国に導入されたことのない種類の技術であつたのに対し,43年度には,このような技術は,30パーセントに低下している。このことは,戦中,戦後のわが国の技術的空白時代に,欧米において開発された大型技術の導入が一応終つたことを示すものであろう。

第2-94図 乙種技術導入1件当たり対価支払額の推移

第2-95図 新技術の導入状況

第2-96図 ロイヤルティの料率の変化

第2-97図 契約期間の推移

一方,技術導入の契約上の特色についてみると,電気機械,化学の分野を中心に,技術と技術の交換を行なう,いわゆるクロスライセンス契約の増加がめだつており, 第2-36表 に示したように,昭和43年度には,全体で,37件に達している。また,ロイヤルティについては 第2-96図 に示すように近年横ばい傾向を示していたが,43年度は 第2-37表 に示すように全般的に上昇がみられており技術導入自由化措置後のめだつた傾向となつている。

しかし 第2-97図 に示すように,契約期間はとくにめだつた傾向はみられない。

第2-36表 クロスライセンス契約の推移

第2-37表 昭和42,43年度のランニングロイヤルティの比較


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