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第2部   科学技術活動の動向
第1章  研究活動の動向
3  公共的研究機関における研究活動
(3)  研究者の推移


組織別,および学問分野別の研究者数の推移を 第2-61図 および 第2-62図 に示した。組織別にみると公立がほぼ半分を占めており,しかもその増加率も最も 大きくなつている。学問分野別では,農学が絶対数においては最も大きい。

一般に,1研究機関にどれだけの研究者が所属しているかということは,その機関の研究活動の規模を示す一つの指標になる。 第2-63図 に,組織別の1研究機関当たり研究者数の推移を示した。特殊法人における研究者数は,非常に多かつたが国立も増加しており,昭和42年には両者が肩を並べるところまできた。特殊法人が減少しているのは,比較的研究者の少ない,機関の新設によるものであり,既存の機関における変化は少ないと推測される。公立と民営の水準はきわめて低い。

次に,学問分野別の1研究機関当たり研究者数の推移を 第2-64図 に示した。理工学の水準が高く,農学,医学の順となつている。理工学のなかでも理学がとくに高い水準にある。また,ここ数年理工学は増加傾向にあるが,農学はほとんど横ばい傾向である。

第2-61図 公共的研究機関の組織別研究者数の推移 資料:総理府統計局「科学技術研究調査」

第2-62図 公共的研究機関の学問分野別研究者数の推移

第2-16表 は,公共的研究機関における専門分野別研究者の構成,を昭和35年と43年とで比較したもである。これによるとその構成は,会社等 の研究者のそれとかなり異なつている。農学の研究機関数の多いことを反映して,農林・水産分野の研究者が全体の約3分の1を占めており,電気・通信および機械・船舶・航空分野の研究者は比較的少ない。医学分野において医学・歯学が減少しているのと対照的に,畜産・獣医の増加率が高いことが注目される。

伸び率で平均を上回つているものは,上述の畜産・獣医をはじめとして,地学,機械・船舶・航空,水産,薬学,農林の各分野である。

伸び率の低いものは,医学・歯学をはじめとして,化学,生物,電気・通信,繊維の各分野である。機械・船舶・航空を除けば,概して,産業における需要の高い専門分野は伸び率が低く,逆に低い分野での伸び率が高くなるという傾向がみられる。

第2-63図 1研究機関当たりの研究者数の推移(組織別)

第2-64図 1研究機関当たり研究者数の推移(学問別)

第2-16表 公共的研究機関における専門分野別研究者の推移


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