ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
第1部   科学技術発展の展望
第2章  技術発展の動向
1  発展形態からみた技術の動向
(5)  軽量・小型化


軽量・小型化の傾向は,とくにエレクトロニクス,材料分野で顕著に進行している。真空管の発明にはじまりその改良,小型化を経て,トランジスタ,ダイオードなど半導体の出現,さらに集積回路の出現に至る電子部品の小型化の過程は (第1-8図参照) ,電子機器類の小型化,加速度的に推進してきた。

第1-8 電子部品の小型化

この動向を,卓上計算機,家庭用ビデオ・テープレコーダーについてみると, 第1-9図 のようになる。

卓上計算機の重量,大きさは,電動式計算機から,トランジスタ,ダイオードを使用した電子卓上計算機へと移行するにつれて大幅に軽量化し,小型化した。また,昭和43年頃からIC回路が導入されたためこの傾向はさらに進み,今後はLSIを組み込むことも検討されている。

家庭用ビデオ・テープ・レコーダについてみても, 第1-9図 に示すように軽量・小型化しているが,これは,トランジスタ,ダイオードなど半導体を使用することによつてはじめて可能となつたものである。その後も,軽量化,小型化が進行しているが,これは設計技術の発展によるところが大きい。

第1-9図 軽量・小型化の動向

軽量・小型化は,エレクトロニクスの分野でさらに急速な展開をみせ,たとえばポケット・カラーテレビ,ポケット・ビデオ・テープ・レコーダなどの超小型製品の出現を可能にしていくであろう。

また,衣料の分野でも,強度,耐しよく性,耐熱性にすぐれ,鋼よりもはるかに軽量なチタン合金などの開発があり,今後も新高分子材料,ボロン複合材など従来のものに比べて軽量かつ強力な材料が登場してくるであろう。そして,このような軽量・小型化は,他の分野へ大きく波及していくこととなろう。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ