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第6章  科学技術情報活動
3  諸外国における科学技術情報活動
(4)  ドイツ


ドイツにおける情報活動は350を越える専門機関が独自の活動を行なつてきたが,最近その相互連携の強化策が次々と実施されてきている。ドイツの情報機関のうち最も重要なものは,1961年に設置されたドクメンテーション調査所(Institut fur Dokumentationswesen)である。この機関はマックス・プランク協会に属し,情報サービスそのものを行なう機関ではなく,ドイツの情報体制の中心として,ドクメンテーション活動全般の促進に役立つような勧告とか指導を行なつたり,情報活動に対する財政的援助,ドクメンテーション研究の促進などを行なう機関である。

ドイツにおける科学技術情報体制は,このドクメンテーション調査所を中心として漸次組織化されつつあり,専門機関相互間の連携も強化されている。この体制は,全国的な中心機関としてドクメンテーション調査所があり,各専門分野には原子力ドクメンテーション・センターや宇宙ドクメンテーション・センターなどのようなそれぞれの専門センターがあり,さらにその専門分野には細分された分野あるいは地域的な情報専門機関があるという形で整備されている。

ドクメンテーション調査所は,ドイツにおける情報体制整備の一環として,情報専門機関に対する情報の機械的処理サービスを行なう全国的なセンターとして機械化ドクメンテーション・センター(ZMD)の設置を勧告した。

このセンターは1964年に発足し,現在まだ準備段階ではあるが,情報活動体制に新時代を招来したものといえよう。

科学研究省には科学技術情報活動を所管している課があり,現在,同省の科学技術情報に関する政策の重点は,網羅的な情報体制をつくることにおかれている。同省では,ドクメンテーション調査所,原子力ドクメンテーション・センター,宇宙ドクメンテーション・センターなどに対する財政的援助を行なつている。


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