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第6章  科学技術情報活動
3  諸外国における科学技術情報活動
(2)  イギリス


イギリスの情報サービス機関としては,40数年の歴史をもつ専門図書館情報機関協会(Aslib)をはじめ,専門分野内の抄録サービスを行なつている専門情報センター,地域内の企業に情報サービスを行なう地方技術情報センター等がある。このほか,研究組合においても会員企業に対して活発な情報サービスを行なつている。

イギリスの情報活動の体制はアメリカ以上に分散型であつたが,最近政府としては情報機関相互の協力の促進をはじめとして体制の整備に努力している。1962年に発足した国立科学技術貸出図書館 (National Lending Library for Science and Technology)と現在建設中の国立科学技術参考図書館6 (NationalReference Library of Science and Invention)は,科学政策審議会(ACSP)が情報活動拡充方策としてその設置を勧告したものである。

国立科学技術貸出図書館は,企業,研究機関,大学および公共図書館を対象として貸出業務を行なつており,国立科学技術参考図書館は,英国におけるクリアリング・ハウスとして研究開発にたづさわる研究者や技術者に従来の図書館ではみられなかつた新しい情報サービスを行なおうとするものである。

イギリスにおいて科学技術情報活動を所管しているのは,技術省と教育科学省である。技術省は従来科学技術研究庁(DSIR)が所管していた情報活動の大部分を引き継いだもので,研究組合の情報活動に対する援助,地方技術情報センターに対する補助等DSIR第3局が行なつていた産業界に対する技術情報活動に関する業務を行なつている。教育科学省については,ACSPの勧告に基づいて1965年4月新たに科学技術情報局が設けられ,国立科学技術貸出図書館の所管,As1ibの援助,自然および人文科学の全分野ならびに関連技術分野に関する情報活動の援助,情報処理技術の研究促進,情報専門家の養成等の業務を行なつている。


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