ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
1部  研究活動と研究投資
第5章  技術の交流
1  技術導入の現状
(3)  相手国別技術導入


近年における導入件数の伸びに対して,技術導入の相手国はどのようであろうか。 付表3-2 に見られるように,相手国は先進工業国の全域にわたつているが,いぜんとして技術導入の対米依存は甚だしく,他国を圧している。しかしながら,イギリスからの昭和37年度12件が,38年度には36件,39年度47件に,西ドイツからの37年度46件が,38年度64件,39年度60件に,フランスからの37年度8件が38年度25件,39年度15件に,スイスからの37年度25件が,38年度29件,39年度61件,に増加する等ヨーロツパ先進工業国からの増加率は著しいものがあり,これらはわが国企業の視野が広まつてきたこと等わが国の開放体制の進展による影響が大きいとみられる。これらヨーロツパ先進諸国よりの導入が増加していることは,別の見方をすれば,最近の国際市場が技術輸出による対価の受取を重視してきた傾向,すなわち商品のライフサイクルの短縮化,労働力不足に大きく起因する資本の限界生産性 1) の世界的低下等により自社で設備を拡大し製品輸出を行なうより,技術輸出により対価を受取つた方が有利である傾向が強くなつてきたためと考えられる。したがつて,今後の傾向として技術の国際交流はますます活溌化するものと思われる。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ