ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
1部  研究活動と研究投資
第4章  研究投資
4  大学の研究費


研究を性格別に,基礎研究,応用研究,開発研究の三者に分けると,大学は主として基礎研究を行なう場であると考えられる。従来,基礎研究にはあまり費用がかからないとされていたこともあつてか,研究者の数に比べて,あるいは世間の大学への期待の大きさに比べて,研究費の額は非常に少ないままであり,昭和38年度では国全体の約20%,総額627億円で,研究者1人当り研究費(人件費を含む)でみると172万円であつた。現在および将来の基礎研究は,たとえば原子核に関するものとか,あるいは圧力とか温度の極限状態での実験などが必要となつてきており,大規模な実験設備に多額の費用が必要とされている。また,研究の成果が生産に至るのも,その前に基礎研究の蓄積があつてのことであり,まだ自主技術に乏しく,技術導入に多くを頼つているわが国にとつて,基礎研究の重視は欠くべからざるものであり,大学の研究活動については,何よりも研究資金面での充実が望まれている。

一方,開発研究につらなる応用研究や目的基礎研究の面で,民間企業や国・公立の研究機関との協同が望まれている。

ここでは「大学等」として,大学の学部,短期大学,高等専門学校,大学付置研究所および国立工業教員養成所について,研究費の面から研究活動の概要を眺めてみよう。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ