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1部  研究活動と研究投資
第2章  総合分野における研究
6  食品保存
(1)  冷凍・冷凍輸送と解凍


冷凍技術は,解凍後の復元状態をよくするため,ますます急速,低温冷凍の方向に向いつつある。現在,多く行なわれている冷凍方法は,半送風・送風あるいは接触凍結法であつて,冷凍速度を大きくするためには,原理的には,適当な浸漬液を使用した浸漬冷凍法が有利であるが,従来は食品の液による汚染の問題のためにあまり用いられなかつた。しかし,ポリエチレンその他のフイルムによる密着包装の普及によりこのような心配が少なくなり,(フィルム自体の毒性については慎重な考慮が必要であるが)新たな関心がもたれるようになつた。

冷凍輸送機関としては,LPガスを燃料とし,その気化熱を冷却に利用する冷凍自動車が注目されており,すでに試作車によつて実用的経済性が立証されている。また,鉄道輸送用の重保冷貨車,冷凍機付き貨車の開発も計画されている。

冷凍食品の使用量の増大にともない,大量消費箇所では使用に際しての解凍時間の短縮が問題になりつつあり,高周波による内部加熱の応用その他の方法が研究されている。


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