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  各論
§19  医療および公衆衛生
III  疾病対策
3.  ウイルス感染症

痘瘡,小児麻ひ,狂犬病,インフルエンザ,流行性肝炎,はしかなどのウイルス感染症の予防については種痘,狂犬病ワクチンのような古典的ながら有効確実なものから,近くはポリオワクチン,インフルエンザワクチンの出現をみ,さらにはしかの弱毒化ワクチンや日本脳炎ワクチンの精製型などの完成の日も近い。このようなポリオや日本脳炎に対する研究の進展は,組織培養法の発達に負うものであつた。

ところが予防面での進歩とは対照的にウイルス性疾患の治療面における科学技術の開発は今日でもなお遅々として進んでいない。最近におけるパンス-610の創出は,日本脳炎の治療分野にやや光明をあたえているが,その他の諸疾患に対する抗生物質,化学療法等には残念ながら有効適切なものは出現していない。


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