ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
  各論
§17  輸送
IV  海上輸送
1.  海上輸送貨物の傾向

わが国の港湾で取扱われる海上輸送貨物量の推移は,国民経済の消長とほぼその軌を一にしており,昭和31年には戦前の最高水準まで回復し,以後急激な経済成長とともに増加の一途を辿つている。

国内輸送の海上貨物については,Iの概説で他の交通機関とーしよに述べたので省略するが,その質的な特色としては,石炭輸送の合理化対策として,港湾における荷役の近代化および輸送船の大型化の傾向,内国輸送石油量の増加にともなう油送船の大型化の傾向およびセメント各社のサービス・ステーシヨンの設置にともなうセメントの撒荷輸送の増加等があげられる。外貨輸送についても 図17-10 のように,賃物量の増加は急激で,とくに4大工業地帯等のいわゆる特定重要港湾に集中する傾向が強く,外貨貨物の70%を上記の港,すなわち京浜港,名古屋港,四日市港,神戸港,大阪港,関門港および清水港の7港で占めている。また貨物の種類では輸入貨物について,石油,鉱石,原料炭等の工業原材料の占める割合が昭和30年の60%から35年の65%と増加する傾向にある。

図17-10 外貿貨物量の推移


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ