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  各論
§17  輸送
I  総説
1.  旅客輸送


入が移動する目的としては,おおよそ次の3つが考えられる。

1)ビジネスその他一般旅行
2)観光,スポーツ等リクリエーシヨン旅行
3)通勤,通学等都市交通

3)の近距離輸送である都市交通は一応除外することにする。

第2次大戦後の世界各国における国内輸送の傾向としては,自動車,航空機の発達普及がめざましく,その利用が急激に増加し,陸上輸送において独占的立場にあつた鉄道の地位は次第に低くなつてきていることがあげられる。とくに自動車は設備投資が僅かですむため,輸送コストの面で鉄道に勝り,航空機は長距離輸送において速度面で勝るため,国によつては鉄道はその優位を保ちえず,一部の線路を撤去し,あるいは旅客輸送から完全に貨物輸送のみに転じた例も起つている。

わが国においては,国土は狭小七かつ山岳地帯が多く,人口密度はいちじるしく高くかつ局部的に集中して,輸送力の大きい鉄道の果す役割は将来とも大きいと予想されるが,ここ数年間の傾向をみると自動車の普及,高速道路の建設,民間航空網の発達とともに,その輸送量の比率が次第に変化してきている。

図17-2 輸送機関別国内旅客輸送量の推移


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