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  各論
§16  電気通信
I  電気通信の社会的背景

産業活動の活発化は都市を肥大させ,国民生活の向上がこれに加わつて,都市内外の個人や社会集団相互間の情報交換量が急増し,電話を中心とする電気通信施設の拡充が急テンポで進んでいる。

さらに最近,政策上の大問題となつている人口と産業の過度集中の是正を実現する決め手として,通信の重要性があらためて認識されてきている。巨大都市発生の主因となつているのは,企業の本社や工場等の集中であるが,これらは集積の利益を求めて集まつてくる。この集積の利益の主なるものは,第1に本社と工場間,関係会社相互間等,関連機関相互の連絡の迅速化,緊密化であり,第2に原料,製品の運搬時間の短縮であろう。

したがつて,集積によらなくてもこれらの利益が確保できれば,工場等の分散は容易になる。この役割を担うものが通信技術と道路交通の発達である。焦点を通信技術にしぼつていえば1)即時通話網の発達,2)テレタイプやフアクシミリの普及,3)IDP方式゛の普及(支店,出張所,工場等を専用回線で本社と結び,これらの出先で発生した各種経営上の資料を中央に集中し,電子計算機等を駆使して集中処理する方式)等が,この役割を果すものとして期待されている。

次に各部門別に社会的要請を眺めてみよう。


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